月別アーカイブ: 2021年9月

続 #和の外構 #糸屋格子#意思を据える(石)

前回投稿のお客様の続編です。

道路からの目隠しに、アルミ製の糸屋格子(柿渋色)で視線を少し遮り、

アプローチに600*300の御影石(縞強め)を敷石。隅切りを洗出し舗装で歩きやすさを

確保しました。

糸屋格子の前空間は格子に合わせ、存在感のある川の石を据えました。

この石もお客様のお宅にあった川の恵です。

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石の周囲は少し明るめの砂利です。

苔も少し張り完了です。

和の外構は出来る限りの、引き算が問われます。

大変悩みましたし、時間もかかりました。

でも、上品に治まったと思います。

お客様には感謝しかありません。

ありがとうございました。

川の石と洗い出し  #和の外構

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今回施工させていただきました、お客様の近くには、犀川という大きな川があります。その為、川の石が大量に

敷地内ににあったので有効利用させていただきました。

今回のテーマは 和の外構 です。本宅と別宅の間の通路を主に仕上げ、駐車場周りも治めました。

 

北信地域では、積雪や雨で滑る可能性のある、川石はあまり使われていません。

今回、久しぶりに川石を使用しましたが、水に濡れた時の艶やかな感じは山石にない品があります。

奥行きもある為、京都のお茶屋さんみたいな風情です。ですから、時間もかかりました・・

内容的には、大きめの川石の表面をビシャンがけし、滑り止めを施し

細い園路の終わりに、洗い出し舗装を楕円形に施工し、川石と合わせました。

洗出し舗装の中に、入り口側で使用している御影の板石を印象づけでいれました。

園路は地元の鉄平石の小径です。

お客様と打ち合わせの際、和の趣を希望されておりましたので、和の技巧を全力で施工しました。