今回の工事は、お庭の一部を駐車場にする工事です。
ビフォーです
アフターです
今回の工事のテーマは、”庭と馴染む、庭で繋がる‘’です。
先代の庭の一部を改修する形で、駐車場を確保し、既存の石を使用して土留めを行いました。
駐車場部分は木曽石のゴロタ敷きで、庭と駐車場が一体の景色となるようデザインしました。
現場の地盤は砂地で、軟弱地盤でしたので、実は基礎砕石もゴロタ石が20㎝敷き詰められており、
見えない地面の中も色々てをいれました。
古くからの庭の雰囲気は残しながらも、新しい時代を表現したかったので木曽石のゴロタ部分は、
スリットを弓型に設け、規則的な寸法で地割を分割しました。
駐車場に車が止まっていない時は、庭を見ていただけるように、
平らな大判の木曽石をコンクリート土間の中へ据え、周囲を苔で囲みました
ゆくゆくは、苔目地でゴロタ敷きは仕上げたいです。
最近の傾向は先代の庭は全部壊して、駐車場とカーポートへの変更が大半ですが、
今回のように必要な個所や用途は改修しても引き継ぐべき景色は残したほうがのほうがイー気がします。
(こんなこと言うと仕事に支障をきたすかな?)
親子2代が庭で繋がるって素敵だと思います。これからもずっとこの庭を守ってほしいです。